ポッペアは普通のオペラのヒロインではありません。彼女はローマ皇帝ネローネに言い寄り、彼の心を得ます。しかし皇妃の座に着くまでには、様々な政敵を排除しなければなりません。彼女はこれを、ネローネの師セネカの自害、皇妃オッターヴィアの追放というかたちでやってのけます。悪女の典型と言えそうですが、興味深いのは、17世紀オペラ黎明期の作品が、このようなアンチ・モラルな物語を題材にしていたということです。幕切れは、愛の勝利であると同時に、エゴイスティックで野心に満ちた女性の勝利でもあるのです。
クラウディオ・モンテヴェルディ/全3幕
上演時間 3 時間
プレミエ: 2011年04月02日
演出: フィオレンティーネ・クレッパー
装置: バスティアン・トリープ
衣装: シャルーン・ザイベルト
照明: ファビオ・アントチ
ドラマトゥルギー: Sophie Becker