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エメラルド

ジョージ・バランシンは、このバレエ史上初の「抽象的バレエ」をニューヨークの有名な宝石商を訪ねた後に思いついたそうです。宝石の名前が付けられた各幕は、一見独立した作品のように見えますが、バランシンはここでバレエの黄金時代へのオマージュを意図しています。同時に各幕は、彼が生活した3つの国を象徴しています。すなわちエメラルドはフランス、ルビーはアメリカ、ダイヤモンドはロシアを意味しているのです。バランシンは20年代に短い期間ディアギレフのバレエ・リュスに所属していました。〈エメラルド〉ではその時代の「エレガンス、ライフスタイル、香水のフランス」を表現。フォーレの音楽にのって、 ロマンティック・バレエの精髄を描き出します。一方〈ルビー〉では、ストラヴィンスキーのジャズ風の音楽に、アメリカを礼賛する力強い踊りを付与。また〈ダイヤモンド〉では、ロシア・バレエのシンボルとも呼べるチャイコフスキーの音楽が用いられます。ここで彼は、この作曲家と偉大なコリオグラファー、マリウス・プティパへ最敬礼しているのです。ドレスデンでは、2011/12年にシーズンに初めて、この3部作がひと晩で上演されます。

ジョージ・バランシン

振付: ジョージ・バランシン
編曲: ガブリエル・フォーレ
装置: ピーター・ハーヴェイ
衣装: ・カリンスカ
照明: ファビオ・アントチ
監修: イライズ・ボーン

フォトギャラリー

Ensemble|© Costin Radu